今まで3,000円程度のパソコン用のスピーカーで作曲していましたが、スピーカーの音が割れるようになったので、初めてモニタースピーカーを買いました。知り合いに勧められていた、ROCKIT5と最後まで悩んでいましたが、ヘタに手を出さないでおこうと、定番の「YAMAHA MSP3」を選びました。
とにかくフラット、低音域は控えめ
■MSP3製品仕様(主要ポイントのみ抜粋)
形式 | 2ウエイ・バスレフ型パワードスピーカー |
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クロスオーバー周波数 | 4.0kHz |
再生周波数帯域 | 65Hz~22kHz(-10dB) |
最大出力音圧レベル | 98dB(1m) |
寸法 | 144Wx236Hx167Dmm |
質量 | 4.4kg |
その他 | 防磁設計 |
コントロール | レベルコントロール:Line1 & Line2 |
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トーンコントロール LOW:-3.0dB~+3.0dB at 100Hz HIGH:-3.0dB~+3.0dB at 10kHz |
※引用先:http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/speakers/msp3/specifications.jsp
音の配置や音圧感がこれでもかと伝わってきます。変なクセもなくフラット、これぞモニタースピーカーという感じ。ということは…今まで正しい音を聞かないままミックスしていたんでしょうか…。またスピーカーとイヤホンで聞いた音の違いに苦しんでいましたが、かなり解消されました。ストレスのたまる作業だったので、本当に助かりました。
レビューなどで購入前から気になっていた低音域ですが、確かにミドル~ハイに比べて弱いです。計測はしてないですが、ベースとシンクロする100Hz以降が控え目。
音が前に出ることを「飛ぶ」といいますが、体感的には「飛ぶ」というよりは「這う」印象ですね。スピーカー本体にHIGHとBASSのつまみがあるので、BASSあげて調整した方がよいです。※ちなみにBASSのつまみは100Hzです。
強いて気になるところをピックアップしていますが、全体的に見事な音がします。まだエージングも不十分なので、使っていけばもっと音が良くなると思います。
理想的なスピーカー音量とは
いつも悩んでいるんですが、どれくらいの音量でミックスすれば理想的なミックス具合になるのかと。まず防音の部屋に住んでいないので、小さい音で作業するしかありません。それに大音量だと、それなりにカッコ良く聞こえてしまうので笑、小さい音で判断した方がよいのかなとは思っています。大音量で確認するのは、普段使っているイヤホンのみです。
ゆにばすさん(@universe_ex) の記事ですが、小さい音でミックスするのがコツ。
ミックスの王様、クリス・ロード・アルジ(CLA)が語るミックスのコツ「準備がすべて」
-SynthSonic
「普通の部屋」で使えるモニタースピーカー。MSP3はそのような環境に向いているというレビューがたくさんあり、購入時のポイントにもなりました。上を見ればいくらでも優秀なスピーカーはたくさんありますが、普通の部屋でフラットに聞けるスピーカーならこれで間違いない。