以前紹介した、VGOコンサートに行ってまいりました。
⇒ロック×オーケストラの融合!ゲーム音楽集団 VIDEO GAME ORCHESTRAを知らないの?
会場キャパは約2000人でソールド間近だったので、1500~2000人はいました。先日紹介した、東京ゲーム音楽ショーは年齢層高めでしたが、VGOは男女問わず年齢層も広かった。新旧含めゲーム作品のファンが多いだろうから、ゲームBGMにも自然と思い入れがあるんでしょうね。しかし、こんなに人が来るのだなぁと驚きました。
「バンド×オーケストラ」で曲が化ける
セットリストにはバンド主体の演奏曲もあったんですが、正直それだけなら「バンドアレンジしてみた」「弾いてみた」みたいな動画でも十分かなと思った。よっぽどでない限り原曲を超えることなんてないし、アレンジしなくてもすでに作品として完結しているんだから。ただオーケストラが積極的に演奏に参加するFF15などは、曲の聞こえ方が一気に変わりゲーム音楽ショーに化けた。
「すげぇえカッコイイ。バンド×オーケストラで化学反応起きてる」
とにかく迫力が半端じゃありません。それに加えてバンドサウンドだけでは表現しきれなかった、ゲームの世界観まで見えるようでした。ここまで来ると原曲とは違った形で、オリジナル作品になっていると感じました。マジで鳥肌立った。
さらにバンドセットの後ろに巨大なスクリーンが張ってあり、そこにゲームシーンを映像で流していた。特にFF15のイフリートのテーマ「Hellfire」の演出はヤバかったです。演者にバックライトをあてて、スクリーンの炎の中に演者の影を写す演出があったんですが、演者がゲームの登場人物になっていたんすよ。いやぁあれはヤバかったわ。
VGOはゲーム音楽を「エンターテイメント」にしている集団だった。
最高のゲームがあってこそのゲーム音楽
ゲーム音楽の需要って、最近本当に高まっています。知らない人は全く知らないと思いますが、ほぼ毎週どこかでオーケストラ演奏会、ゲーム音楽ツアー、DJイベントが行われています。ゲームのサントラが、オリコン20位前後にランクインしていることもざらにあります。
名曲・神曲のゲーム音楽は山ほどあるので分かるんですが、「最高のゲームがあってこそのゲーム音楽」ですよね。「主役になるな!」とは言っていませんが、主役級の脇役という立ち位置がカッコイイなぁと個人的には思っております。
まぁそんなことは思いつつも、ゲーム音楽って最高だなって心底思ってます。思い出に刻まれてるから聞いた瞬間「うわぁ懐かしい。最高だな」って。そんなゲーム音楽にスポットをあてて、リスペクトを込めた素晴らしいライブでした。VGOの皆様とゲームに感謝。